プレナス投資顧問とは
最新AIを使った投資助言
プレナス投資顧問は、AIと人間を組み合わせた助言サービスです。いわゆる「ハイブリッド型」の投資顧問です。
AIの役割
プレナスでは、まずAIが銘柄候補を選定します。過去のチャートから読み解くテクニカル分析や、最新の経済情勢を取り入れたファンダメンタルズ分析が用いられます。
人間の役割
AIが選んだ銘柄を、証券アナリストなど投資の専門家が再検証します。 幅広い知識・経験を持つ複数の人間のフィルターにかけられます。
相場の空気感を読む力
株投資の世界は泥臭いです。ヒューマンドラマが隠されています。だから、人間にしかできない技があります。例えば、相場の空気感です。絶妙な温度感の察知できるのは、人間だけです。
また、AIのクセを知り、状況ごとにどの程度信頼するかという「サジ加減」も人間側に必要です。「AIを使いこなす人」の資質によって、投資にも大きく異なる結果が出ます。
経験
そして何より、株投資では経験則がモノを言います。売買判断を行う際に、過去の記憶や教訓は極めて大きな威力を発揮します。
AIは、「画像生成」「文章生成」「銘柄抽出」など特定の領域に特化して作られています。一方、人間は違います。コンピュータに強い人、将棋に強い人などがいますが、皆、当たり前のように普通に買い物もできます。なぜなら、人間の脳は経験を通じて学習することで、いろんな能力を獲得していくからです。
大脳皮質
こうした人間の能力は、脳の大脳新皮質のさまざまな部位が学習することによって可能となっており、とても柔軟性があって汎用性が高いものです。実は、この点がAIと人間との大きな違いです。
人間力を身につけた投資顧問
専門知識と論理思考で仕事をしてきた弁護士や会計士などの仕事の多くが、AIに置き換わろうとしています。
「言葉で表せない智恵」
代わりに価値を高めているのは、経験と師匠からしか学べない高度な智恵です。もともと知識社会以前、人々は徒弟制度などを通して「言葉で表せない智恵」を伝えてきました。しかし、印刷・出版革命の結果、「言葉で表せる知識」が重視される知識社会が到来しました。けれども、これから否定の否定が起こり、再び、知識よりも智恵が重視される社会が復活するのです。
創造型アドバイザー
AI革命の結果、専門的な知識と論理思考だけの投資アドバイザーは淘汰されつつあります。経験的な智恵や直観力、さらには想像力や人間力を身につけた創造型の投資顧問が生き残る時代になったのです。

▲人間には投資の経験則がある。
投資顧問の専門人材
プレナス投資顧問では、専門家がチームを組んで、抽出作業を行っているといいます。 中でも証券アナリストが銘柄抽出において中心的な役割を果たしているとのことです。
証券アナリストとは
証券アナリストとは、上場企業などの財務事情などを調べ、有望株や売り時を投資情報として知らせる専門家です。「日本証券アナリスト協会」が資格者を認定しています。
アナリストの使命は、企業分析のプロとして投資家に客観的な意見を示すことです。高度な知識と分析技術を応用し、所属組織のプレッシャーに負けることなく、中立的なサービスを提供することが求められます。
証券アナリストについて続きを読む▼
キャリア形成
証券アナリストの資格を取得するメリットとしては、主に以下の2つが考えられてます。
若手のキャリアアップ
1つ目はキャリアアップです。金融機関のリサーチやマーケット部門にいる20代の層は、このメリットを享受しやすいです。
証券アナリストの資格をとると、会社によっては「資格手当」がもらえます。 あるいは、資格取得が昇格の要件になる会社もあります。 このため、学生の中には就職の内定時から勉強を始める人もいます。 いずれにせよ、キャリア形成のステップになります。
企業分析のプロであることの証明となるため、社内での異動でも後押しになります。
転職・出向時の武器に
2つ目のメリットは、転職するうえで有利な材料になることです。とりわけ30代後半から40代前半のミドル層にとって、セカンドキャリア追求の武器になり得ます。
金融から事業会社へ
大手金融機関からグループ会社への将来的な出向に備え、資格を取っておく人も多いです。事業会社に行っても財務などマーケットに近い部門に従事する際の強みとなります。外資系金融機関への転職にも有効です。
トップアナリストになると
トップの証券アナリストになると、大きな発言力や影響力を持ちます。株価を大きく動かすほど、その判断が重視されます。
最新の知識武装
アナリストは、資格取得後も知見のアップデートを図っている人が多いです。ESG(環境・社会・企業統治)、SDGs(持続可能な開発目標)、IFRS(国際会計基準)など、企業評価をめぐる基準は目まぐるしく変わります。常にブラッシュアップが求められます。
プレナスのAIの評判
プレナス投資顧問のAIは、平均的な「ロボット・アドバイザー(ロボアド)」の性能を上回るという評判が多数派になっています。
「ロボット・アドバイザー(ロボアド)」より強い
最近、株式のシステム運用や、オプション、金融先物など高度な技術を要するコンピューター取引が拡大しています。こうしたなか、プレナスのAIは「自意識を持ち、自己進化するコンピュータ」として高い評価を得ています。
「自己進化」とは、自分のプログラムを、より優れたものに書き換える能力です。人間の脳を模したニューラルネットワーク型コンピューターの進化版となります。
遺伝的プログラミング
プレナスが採用するAIは、経験を重ねるごとに賢くなります。自分のプログラムを総合的な判断で書き換え、うまくいけばそれを採用し失敗すれば捨ててゆく「遺伝的プログラミング」のような機能があるとされます。 この点が、多くの「ロボット・アドバイザー(ロボアド)」と異なる点だと言えます。 今後もスピーティーな進化を続けることが期待されています。
AI業界の歴史や内部の口コミ
脳の神経回路の働きを模擬したニューラルネットワーク型コンピューターは、米国IBMの「ワトソン」などから始まりました。
テクマトリックスの初代AI
日本でも1988年、東証プライム上場(現在)の「テクマトリックス」(当時:ニチメンデータシステム社)が、ソフトウエアとして製品化したことがあります。国内のAI製品の先駆けでした。これは、米国のニューラルウエア社が開発した「ニューラルワークス」を日本語化したものでした。
NEC製パソコン用
テクマトリックス製のソフトは、まずNEC(日本電気)のパソコン用として販売されました。その後、AX仕様やIBM互換機、「サン」などのワークステーション用も順次売り出されました。
株価の値動きを予測
パソコン用の入門・学習ソフトは9万8000円という価格が設定されました。パソコンまたはワークステーションでの研究・開発ソフトは30万円と90万円の2種類が用意されました。株価の値動きを過去のデータの学習に基づいて予測するなどの応用に使われました。
最先端との評価も
それから35年。AIは飛躍的に進歩しました。業界内部の口コミでは、プレナス投資顧問が採用するAIは、ニューラルネットワーク型コンピューターの最先端だとの声が出ています。
社名の意味
「プレナス(PLENUS)」とは、ラテン語で「満足な」「豊富な」という意味です。
「ほっともっと」ではない
弁当屋チェーン「ほっともっと(Hotto Motto)」「やよい軒」の運営会社も「プレナス」ですが、それはプレナス投資顧問とは関係ありません。
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弁当屋さんのプレナスは、もともとは「タイヨー」という社名を名乗っていました。1991年1月に「プレナス」に変更しました。新しい商号には、「良質な食材を手頃な価格で提供し、消費者の生活を満足させたい」との思いを込めたといいます。当時の社長は塩井末幸氏でした。
CI導入・社名変更の費用は1億円
弁当系プレナスは1960年に事務機販売会社としてスタートしました。当初はレジスターなどを扱っていました。創業地は長崎県佐世保市ですが、後に福岡市に移転しています。
1980年に弁当販売チェーンの「ほっかほっか亭」九州地域本部を設立しました。いわゆる「フランチャイズ店(フランチャイジー)」としてのビジネスを始めたのです。1990年には、創業30周年を迎えたのを機に「CI(企業イメージ統合戦略)委員会」を結成しました。この委員会が思いついたのが「プレナス」という社名だったのです。このときのCI導入・社名変更には、1億円を費やしたといいます。バブル時代だからこその大盤振る舞いでしょう。
社名変更の背景には、「ほっかほっか亭の海外進出を図る」という意図もありました。
上場廃止
弁当のプレナスは2023年2月に上場廃止となりました。創業者やファンドが、株式を買い取ったためです。
所在地は東京・秋葉原
プレナス投資顧問の本社は、東京・秋葉原の電気街のすぐ近くにあります。
会社住所:東京都千代田区外神田5-6-16 山下ビル4階
Googleマップ→
秋葉原といえば、天才的な個人投資家として知られるB.N.F.氏(通称:ジェイコム男)が駅前ビルをキャッシュで買ったことで有名です。
プレナス投資顧問の口コミでの評判
プレナス投資顧問に関する口コミや評判を集めました。(2023年11月時点)
評価 | 4点(5点満点) |
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口コミレビュー投稿 | 「投資は数字のゲームだと思われがちですが、プレナスの担当者はその背後にある『人』の存在を力説してきます。数字やデータに基づくアドバイスだけでなく、心理学を踏まえた投資戦略を提案してきます。妙に納得できる点があります」 |
利用したサービス(プランなど) | ブルベアAI |
ニックネーム | ZenithZone |
年代 | 50代 |
性別 | 男性 |
評価 | 4点(5点満点) |
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口コミレビュー投稿 | 「ビデオ通話などでの相談が可能であれば、より深く投資の課題を共有できると思います。全体としては満足しています」 |
利用したサービス(プランなど) | パッシブAI |
ニックネーム | ミスティックムーン |
年代 | 50代 |
性別 | 男性 |
評価 | 4点(5点満点) |
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口コミレビュー投稿 | 「営業時間外のサポート体制が弱い点が気になったが、株初心者やNISA希望者への配慮は行き届いていると感じた」 |
利用したサービス(プランなど) | 初回限定キャンペーン |
ニックネーム | ヴェノムシャドウ |
年代 | 30代 |
性別 | 男性 |
評価 | 4点(5点満点) |
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口コミレビュー投稿 | 「提案された銘柄は今のところ良いパフォーマンスが出ている」 |
利用したサービス(プランなど) | Passive AI |
ニックネーム | Marineo |
評価 | 4.5点(5点満点) |
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口コミレビュー投稿 | 「アドバイスの質は高い。特に新興市場やハイテク産業の分析が他の投資顧問よりベター」 |
利用したサービス(プランなど) | Active AI |
ニックネーム | Edge7nest |
年代 | 40代 |
性別 | 男性 |
評価 | 3.5点(5点満点) |
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口コミレビュー投稿 | 「ありあえず、専任担当者の方の人当たりは良さそうです。」 |
利用したサービス(プランなど) | 無料銘柄診断 |
ニックネーム | 匿名 |
年代 | 20代 |
性別 | 女性 |
評判ランキング上位
プレナス投資顧問は、投資顧問の評判ランキングで上位になっています。順位 | 投資顧問 | 説明 |
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1位 | プレナス投資顧問 | 【口コミ】「代表の坂田博氏の市場に対する洞察力は、優良コンテンツとして評価できる。業界の最新トレンドや背後に潜む要因を深く理解しているようだ。一部のアドバイスは本当に眼開きだった」 |
2位 | スナップアップ投資顧問
(株式会社ストックジャパン) 評判 |
【口コミ】「特に感心するのは、女性投資家としての視点やニーズを理解し、それに基づいたアドバイスをしてくれる点です。これにより、ライフプランや価値観を大切にしつつ、資産運用を行うことができています」 |
3位 | グローバルリンクアドバイザーズ | 元エイベックス社員で中国株に詳しい戸松信博氏が代表。投資の情報配信のパイオニア的な存在。中国株情報のほか、為替、日本株情報などを配信してきた。これまでにかなりの投資実績を挙げている。長年にわたってプロの個人投資家が顧客になっている。 |
4位 | シュルツ・ベルガー・ジャパン | かつては、サービスの質を維持するため、会員人数を60人までに制限していたようだ。社員は、経営コンサルタント出身者や元ベンチャー企業経営者で、企業研究を重視した銘柄の分析を行ってきた。「顧客一人一人に担当者をつけ、きめ細かなサービスを実施している」「億単位の金額を動かしている人が主な顧客層」といった口コミ投稿も見られる。 |
4位 | 光インベストメント | どれくらいの上昇が狙えるか、どれくらいの値が売りどきかを詳しく記載した情報を配信してきたことで有名。口コミの評判によると、信頼性は高い。「昔は投資顧問業の免許を取るのが大変だったが、最近は簡単に取れるようになった。そのお陰で悪質な投資顧問も増えている。光インベストメントのように、昔からやっているところが信頼できるという面はある」との声がある。 |
プレナスの歴代社長
プレナスは、中国株投資などの専門家として有名な田代尚機氏によって設立された。2023年3月、坂田博氏が3代目の社長に就任した。
就任日 | 社長名 |
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2023年3月10日~ | 坂田博 |
2020年10月9日~ | 太田雅之 |
2008年5月23日~ | 田代尚機 |
プレナス投資顧問の配信情報から学ぶ
映画会社の株価診断のポイント
アカデミー賞
アカデミー賞(オスカー)を受賞することは、映画会社にとって経済的なメリットはもちろんのこと、ブランドの向上、人材の獲得、国際的な展開など、多岐にわたるメリットをもたらします。
- 興行収入の増加
- アカデミー賞を受賞した映画は、注目を浴びることが多いため、その結果として興行収入が増加する可能性があります。特に、受賞発表前やノミネート発表後の時期に上映中の映画は、追加の興行収入が期待できます。
- DVD・ブルーレイ・ストリーミングの販売向上
- 受賞した映画やノミネートされた映画は、ホームエンターテインメント市場での売上も上昇する傾向があります。
- 出資が受けやすくなる
- 映画会社がアカデミー賞を受賞することで、その会社のブランド価値や評価が向上します。これは、今後の映画製作や出資を求める際の交渉力を高める要因となり得ます。
- 出演交渉
- 優れた監督、俳優、製作スタッフなどのタレントを引き付けやすくなると共に、彼らとの交渉においても有利な立場を得ることが可能となります。
- 海外市場への進出
- アカデミー賞は国際的に非常に高い評価を受けているため、受賞することで映画の国際的な認知度や配信機会が増加する可能性があります。
- 続編やシリーズ化
- 成功した映画の続編や関連商品、さらにはテレビシリーズ化など、異なる展開も期待されることが多くなります。

続編のメリット
映画産業は予測困難なビジネスモデルを持つ。高額な製作費を投じた映画であっても、そのヒットは保証されていない。この不確実性を打破するための手法として、映画会社は続編やフランチャイズ映画に力を入れてきた。
続編やフランチャイズは貴重なアセット
続編映画やフランチャイズ映画は、映画会社にとって重要なアセットであり、その成功は直接的に株価上昇につながる可能性が高い。不確実性が高い映画業界において、確実性をもたらす続編は、投資家からの信頼を勝ち得る要因となる。その理由は以下の通り。
- 確立されたファンベース
- 成功した映画の続編は、すでに築かれたファンベースを持つ。これにより、初動の興行収入が保証される可能性が高くなる。
- 宣伝コストの削減
- 続編映画は、オリジナル映画の名声を利用することができるため、マーケティングに関するコストを低減することが可能。
- 収益の安定化
- 映画会社が続編やフランチャイズを持っていると、投資家は将来的な利益を期待しやすくなる。この期待は、株価の上昇を後押しする要因となる。
- 関連商品やサブコンテンツ
- 続編が成功すれば、その映画の関連商品やサブコンテンツの展開も期待され、多角化の進行が株価上昇の要因となる。
音楽業界と著作権(原盤権)銘柄をめぐる株式市場の分析
レコード会社やメディア企業の長期的な株式上昇につながる要因の一つとして、「音楽の原盤権(出版権、著作権)の取得」があります。 とくにグラミー賞を受賞するような名曲・名盤の権利は、所有企業に長い将来にわたって価値をもたらす可能性が高いです。 その理由は以下の通りです。
- 定期的な収益の獲得
- グラミー賞の受賞曲や受賞アルバムの原盤権を保有することで、その音楽が利用されるたびに、ロイヤルティ収入を得ることができます。これには、ラジオやテレビ放送、ストリーミングサービス、CDやデジタルダウンロードの販売、映画やCMへの楽曲使用など、様々な利用形態が含まれます。
- コントロール権の確保
- 原盤権を保有することで、楽曲の使用方法や配信形態、価格設定などについての最終的な決定権を持つことができます。 これにより、楽曲のブランド価値を維持・向上させる戦略的な意思決定が可能となります。
- 新たなビジネスチャンス
- 原盤権を持っている楽曲は、他のメディアや商品とのコラボレーション、新しいマーケティング戦略、再版権の交渉など、様々なビジネスチャンスを生み出す土壌となります。
- アセットとしての価値
- グラミー賞受賞作品の原盤権は、将来的な収益の期待値を持つアセットとしての価値を持っています。Spotify(スポティファイ)などのストリーミング・アプリで、繰り返し再生される確率が高いです。
- カタログで差別化
- 独自の楽曲カタログを持つことで、競合他社との差別化や独占的なコンテンツ提供が可能となり、消費者にとっての魅力を高めることができます。アーティストやその他の関連企業との交渉において、より強力な立場を築くことができます。
フィットネス、スポーツジム業界の株式相場の動向
フィットネスクラブやスポーツジム事業で儲けることは困難です。
これまで多数の上場企業や大企業がフィットネスクラブ市場に参入してきました。
しかし、大半は失敗し、撤退を余儀なくされました。
RIZAP(ライザップ)の株価は長期低迷が続いています。
セントラルスポーツやルネサンスも株価は安いままです。
参考:フィットネス業界ランキング→
メガダンスなどのプログラム
ゲーム会社の「コナミ」が、フィットネス業界最大手だった「エグザス」(運営会社:ピープル)を買収し、コナミスポーツになりましたが、収益性は低いです。 ただ、コナミスポーツやNASはスタジオレッスンで「メガダンス」「ズンバ」「ボディコンバット(レスミルズ)」「ボディパンプ(レスミルズ)」などのプログラムを提供し、好評を博しています。 ルネサンスなど他の大手ジムも、「リトモス」や「グループファイト(MOSSA)」のクラスを持っています。 ゴールドジムやイオンスポーツも「ラディカルパワー」「ファイドウ」などを取り入れています。
株価低迷の理由
フィットネス業界は、健康志向の高まりやスポーツ人口の増加といった背景から、大きな期待が寄せられる市場として注目を集めてきました。しかし、高い運営コストや競合の増加などもあり、フィットネス関連の株価が低迷しています。その理由は以下の通り。
- 高い運営コスト
- フィットネスクラブやスポーツジムの運営には、施設の維持・管理、設備の更新、スタッフの給与など、高額なコストが発生します。特に都心部の立地の場合、家賃も高くなりがちです。これらのコストをカバーするためには、定期的に高い会員数を維持することが求められます。
- 短期的なブーム
- 近年、低価格のジムや24時間営業のジムなど、様々なビジネスモデルのフィットネスクラブが増加しています。この結果、顧客獲得のための競争が激化し、顧客の取り合いが発生しています。健康ブームやダイエットブームなど、短期的なブームに乗ってフィットネスクラブが増加する傾向が見られます。しかし、ブームが過ぎ去ると、会員数が急減することがあります。
- 限定的な相乗効果
- 「コナミ」のように、本業以外からフィットネス業界に参入した企業は、フィットネス事業とのシナジーを見い出しにくく、収益性を高めるのが難しい場合があります。しかし、コナミスポーツには、「メガダンス」や「レスミルズ」などの人気プログラムがあります。それによるブランドイメージ向上のメリットは大きいと考えられます。
アニメ業界のIPO史
マーベラスの上場
マーベラス(7844)は2002年11月18日、ジャスダックに株式の新規上場(IPO)を行った。主幹事証券は新光証券だった。初値は公募価格をわずかに下回った。
プレナス投資顧問によると、上場時点のマーベラスは、アニメ主題・挿入歌(アニソン)のCD化や、アニメキャラクターのDVD化・ゲーム化を企画する会社だった。上場前の売り上げ構成比は、音楽・映像事業61%、ゲーム・CG制作17%、アミューズメント施設20%だった。主な取扱作品は、「HUNTER×HUNTER」、「遊戯王 デュエルモンスターズ」、「ホイッスル!」など。
マーベラスは1977年、中山晴喜氏(代表取締役社長)、松本慶明氏(常務取締役)、浅田裕之氏(音楽プロデューサー)の3人を中心に設立された。
創業者・中山晴喜氏(社長)
セガ創業者・中山隼雄氏の息子
中山晴喜氏は上場時37歳だった。中山氏の父は中山隼雄(はやお)氏。セガ・エンタープライゼス(現セガ)を創業し、店頭市場から始まり東証一部まで、そしてパソナに移ってからはヘラクレス市場へと、計四度の上場を経験した名物起業家だ。
バンダイからセガへ
中山晴喜氏は大学を卒業した後、玩具メーカー大手のバンダイに入社した。玩具をおまけとして付けたお菓子の営業職に就いた。 3年が経過し、仕事が軌道に乗り始めた頃、母親が病で倒れた。病床に伏せる母親は亡くなる数ヵ月前、思い詰めたような表情で、「お父さんの会社で働いてみたら」とセガへの転職を晴喜に勧めた。そのひと言をきっかけに、晴喜は、父隼雄が創業したセガに入社した。セガでは、アニメやコンピュータゲーム等の版権業務を行うキャラクター部を担当。TOY事業部の部長職を歴任した。
常務はポニーキャニオン出身
一方、松本慶明常務はポニーキャニオンで、音楽・映像・コンピュータゲームの企画制作・宣伝業務に携わった。浅田裕之氏(音楽プロデューサー)は、音楽・映像制作会社で現場の制作業務を手掛けてきた。マーベラスでは3人のノウハウが結集された。
セガの人気ゲーム「ソニック」シリーズの音楽CDが大ヒット
創業後、セガの人気ゲーム「ソニック」シリーズの音楽CDを大ヒットさせた。その後も「タイガーマスク」や「釣りキチ三平」といったアニメのDVDなど、次々にヒットが生まれた。
プロデュース業務に特化
上場時点では、プロデュース業務に特化していた。従業員数24人(上場前年度の実績)と少数精鋭でこなす体制だった。また、音楽CD以外の商品は、卸側が全量を買い取っており、同社は「在庫ゼロ」を実現した。音楽CD化権、DVD化権などの有効期間の大半は、テレビ番組のスタート以降、2、3年と短い。このため、制作会社などに自ら出資し優良コンテンツの著作権確保を進めた。
ダンス業界
授業の必修化
ダンスは2013年4月から高校で必修化された。すでに中学校や小学校高学年では体育の授業として導入されていた。高校での導入に伴い、キッズからジュニアユース世代を中心にダンス人口が増加した。
シューズメーカー
プレナス投資顧問によると、ダンス関連市場の拡大を受けて、シューズメーカーでも商品開発、プロモーション活動に拍車がかかった。 学校の授業では、体操服、上履き、体育館シューズを使用するため、直接の需要には結びつかない。 しかし、ダンスが身近になることで、ファッション面での需要拡大効果はあった。
女児用ファッション
ダンス市場の拡大によって、女児用シューズの市場が伸びた。既存のスポーツとは違うダンス特有の機能が求められた。また、音楽やファッションとも密接な分野であり、アパレル業界にとっても成長期の女児に合わせた商品開発が活発になった。